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「終わらない」非効率なテープバックアップでBCPに危機?一刻を争うシステム復旧に、RPO/RTO最小化と工数90%減をもたらした「CDP」とは。 建築設計業J社(従業員数:90名)

背景

バックアップには、大容量かつ安価というメリットから、これまでテープメディアが一般的に用いられてきた。しかし、扱うデータ量が増えバックアップ工数が増加する中、ランダムアクセスに弱く処理速度も遅いテープでは、信頼性や作業負荷の面で問題になってしまう。

さらに、バックアップ作業の煩雑化はサーバ停止という事態を生み、業務そのものの中断につながりかねない。サーバは24時間365日稼働させたいもの。ダウンタイムを極小化するためにも、最適なバックアップデバイスの選択が不可欠となっている。

課題・問題

「終わらない」非効率なバックアップに、業務支障と工数圧迫が限界・・・

自然災害やシステム障害、人的ミスなど不測の事態に備え、業種を問わず多くの企業で関心を集めている「BCP(事業継続計画)」。顧客はもちろん多くの第三者企業にも影響を与えかねない、建築物の設計資料や図面データといった重要データを扱う建設業界にとっても、重要な経営課題となっています。

画像設計デザイン会社のJ社も、まさにそんな企業の一つ。社内にサーバルームを所有し、毎日1回、業務終了後の夜間に定期バックアップを行っている同社では、安価なコストや可搬性などのメリットから長くテープメディアを使用した運用を続けてきました。

しかし、爆発的な勢いで増加の一途を辿っている画像やCADデータに伴い、メディアのサイクル管理や定期バックアップ工数も右肩上がりに増大。夜間中にバックアップが完了せずに朝までかかることもしばしばで、翌日の業務開始に支障をきたすのも時間の問題でした。
また、バックアップ結果のチェックやテープメディアの交換作業も人手で行わなければならず、システム管理者の工数負担を考えると「非効率」と言わざるを得ない状況だったようです。

また、バックアップの対象範囲も気にかかる点として問題視されていました。同社情報システム部長のE氏は次のように述べています。

「以前、システム障害が起こった時のこと。当社では従来のバックアップ方式を採用していたため、ファイル単位でしかデータを取得することができません。
当然、リストア時にはアプリケーションやOSの細かな設定までは復元されないため、一から再インストールしなければならず相当な時間と労力を要しました。幸い、グループウェアサーバだったため最悪の事態には至らなかったものの、あれが基幹業務を担うサーバだったら・・・と思うとぞっとします」

精度の低いリストアで、BCPリスクを懸念・・・

問題はバックアップだけでなく、リストア面においてもさらに大きな懸念が多分に潜んでいました。図面等のCADデータは、1日の中で複数回の変更・修正が発生するため、1日1回のバックアップ運用では、万が一の際に直近の状態にリストアすることができなかったのです。また、メディアがテープのため、リストアに時間がかかる、またはエラーで読み取れないなど問題が山積みでした。

「顧客から取引先の建設会社まで、重要な設計データを取り扱う我々にとって、事業の中断はまさに命取り。建設や開発プロジェクトの根幹を担っているだけに、その影響力は計り知れません。万が一の際にも迅速かつ確実に復旧できる体制を整えておくことが必須で、もはや従来方式のバックアップ手法には限界を感じていました」(前出E氏)

課題・問題のポイント

  • データ量の増大で、長引く一方のバックアップ時間による業務支障を懸念

  • 人手に頼った非効率なバックアップ作業により、システム管理者の工数を圧迫

  • ファイル単位のバックアップのため、リカバリ時に膨大な工数と労力を消費

  • 1日1回のバックアップでは、直近状態にリストアできない

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